« 2006年10月 | メイン

2006年11月 アーカイブ

2006年11月 1日

11/1 曇り Renoまで10時間ドライブ

やけに早く目が覚めてしまった。今日はバターミルクかハッピーかどっちにすっかなー。空は曇りがちでいよいよ崩れるかも。そういやずっと雨降ってないし。バターミルクじゃ寒いかも。

など考えながら車のエンジンを…なんですか、またかからないじゃないですか。なぜ?新品バッテリなのに。ほとほと脱力。怒る気力もない。

まだ早いので、回りのキャンパーは静かだ。気温が上がれば、もしかしたらかかるかもしんない。改めてダッシュボードに入っていたマニュアルを見てみるが、目新しい記述はない。気とりなおして回りの人が動き出すまで、コーヒーを入れ、パスタスープ(寒かったから)を作って食べる。

再度トライするがかからず、助けを求める事にする(それしか方法ないし)。

隣のキャンピングカーの人は不在か、寝ている様子。ピックアップに4輪バギーのおっさんは車固定してタープ張ってて、車にテントがついてるやつでキャンプしてるんで多分無理だろうなとは思ったけど、ブースターケーブルを持ってますか?と聞いてみる。あー何?ケーブル?あるよ(出してきてくれる)でもなあ、うちの車は動かせねーからなー、でもこいつ(バギー)でなんとかしてみよう…あれれキーがねえや、どこやっちまったんだ(と長い間探してやっと見つかる)バギーにケーブルと私を乗っけてPTの前に。バギー、頑張るが容量の差なんだろな、スタート出来ない。
うーん、だめだ。他に車がいないか探そう。さ、乗んなさい。とバギーでひと回りする。うーん車いないなあ。(道を少し行ったとこにもキャンパーがいたはずなのになんで行かないんだろ?あ、そっかこのバギーナンバーついてないからか!へえー)と自分のキャンプサイトに戻り、車の前を開けてバッテリーをはずそうとしている(どーすんの?)…と、1台車が通りがかる。あ、あの車を捕まえよう!とバギーで追いかけると、ラッキーな事にこっちへ向かって来た(^^) 車を止めて、声をかけてくれた。車の人もしかたねーなー、って顔をしつつPTまで来てくれて、無事ジャンプスタート。あー皆様の親切に、お礼の言葉もございません(文字通り)。バギーのおっさんも、まだ居るから、なんかあったらまたおいで。と言ってくれてホント言葉が自由だったら('_')。

もう、堪忍袋キレた。つか車交換しかない。フレスノ行ってくるわ!!と荷物最小限にして出発。途中で気が変わって、Renoに向かう。だってフレスノ230マイル、Reno194マイルだったんだもん。

ま、その後もいろいろあってようやく3台目のキーをもらってレンタカー屋の駐車場へ行ったら、またPTクルーザー。勘弁してよ~(かわいいけど)。キャンパーの車じゃないよなー。しかも2ドアコンパーチブルでやんの。荷物積めねえよ~。ちょっとゴネてみたが他にないっつーから仕方ない。つーか、今度こそ大丈夫なんだろな?

せっかくのコンパーチブルなんで試しにいじってみたら、これが電動。ついでにちょっと走ってみたらなかなか気持ちいい。夕方だったから寒かったけどやっぱオープンはいい。ジムニー時代を思い出す。今度昼間やってみよう。オートクルーズついてるし、ターボで加速いいし、エアコンも良く効くし、性能はこっちの方が良さそうだ(後ろ見えないけど)。が…よく見たらネバダナンバーじゃん。Renoはネバダ州だからなー。なんとなくがっくり。

9時に出て19時過ぎ、10時間強のドライブでございました。
まあ、指皮のレストにはなりましたわ。

2006年11月 2日

11/2 曇り/晴れ バターミルク


↑3台目PTクルーザー

どうも朝早く目が覚めてしまう(加齢?)なのでいったんガス入れと、コーヒードリッパー探しにボンズに行く。紙はあるのにドリッパーはない。隣のKマートも見たけどやっぱりない。(バレーのストアにはあったのに)コーヒーメーカーが主流なのかもね。

と、ゆっくりとバターミルクへ向かう。せっかくだからオープンで(^^)

懸案のバースデーボルダ。まだ登っていなかったV0スラブ2本登って、北面のカンテV1も登れた(^^)ドイツの素敵なカポーの人がスポットしてくれたおかげですわ。このお2人、あなた1人なの?クラッシュパットやスポットが必要なら、いつでも言ってね。と、優しくてきれいなお姉たまと控え目で紳士なおじさま(とは言え2人とも年下なんだろうな)。ドイツ語をほんのちょっと言うと、好感を持ってくれたみたい。


↑バースデー岩
 
そろそろ懸案のV2スラブ。見た目で惚れた1本なのだ。

出だしがポケットで、そこに立ってしまえば多分終わりと見てるんだけど、なかなか立てないんだよね。立てそうな気配はするんだけどやってるうちに出来なくなって来た。

あーもうダメかと思ったトライで立ててしまった。げっ、どうしよ。落ち付け、落ち付け~。ガクブルしながらも精神が持ってくれた。うぎゃー登れたあ~。めちゃくちゃ嬉しい!!!

グラスピラミッドより100倍怖かった。隣のエリアに移っていたさっきのカポーも気が付いてくれて(あ゛ー!とか言いながら登ってたからね)、やった良かったねー!と言ってくれた(^^)

久々の達成感。すっかり脱力。あまりの嬉しさに写真とってメールしちゃいました(送ったのは電波あるとこに戻ってからね。お仕事中ムカつかなかったかしら )


↑ロビンソンズラバーテストボルダ

もう帰ってもいいくらいの達成感なんだけどまだ昼すぎなんで、ちょっとエリア変えてはみたけど、どれも符抜けなトライになっちゃったんで、3時ごろに上がってホットスパーに行く。

毎日支度だけはしていたんだが、行く機会がなかったのだ。(水着はないけどそれらしく見えるタンクトップとパンツはあるのだ)

入場8ダラ。大人プールと、子供プール(ほぼ風呂:いい湯加減)で、久々にサッパリ。思った以上に快適だった(施設はすげーしょぼいけど)おおらかでグッドでございました。

2006年11月 3日

11/3 曇り ハッピー

朝レンジャーが来た。20ダラ払えと言われたけど16ダラしか持ってなかったので10ダラ払う。この向こうにもっとチープなクライマーキャンプがあるから、と地図書いてくれた。それが最初探せなかったBLMキャンプ場だった。この国って不案内ね。ま、日本のように看板だらけよりいいかもしんないけど。行ってみたら、キャンプ4らーみたいなのがいっぱいいた。どうりで周りにそれらしい人がいないわけだ。

ハッピーへ行くと、キャンプ4にずっといた、「おーばさん、おじさん、元気ですかー、元気でーす」の変に日本語知ってるおかしなおっさんにまた会ったので笑ってしまった。しかも登ってるとこ初めて見た。クライマーだったのね。「ハウロング!(いったいいつまでいんのあんた!って気持ちを込めて)」って言ったら「あとワンマンス!」だって(そーいやおじさんを初めて見かけたのはバレーに雨が降った10/1の晩だった)。「私は明日くらいにジョシュアへ行く」って言うと、「だめだめ、あそこはロープクライミングするとこだ、ここにいたほうがいい」と言う。そ、そうなのかなあ。

先日のやさしそうだけど高くて怖いやつ、1回目はやっぱビビって降りてきたけど、くの字型のクラックは思った通りガバだった。勇気出して2回目、登れた。高さが怖かったけどやさしかった。V0+だもんなあ。でもこれで2つ目の懸案をクリア。やった。

しかし昨日同様、時間はまだ早い。先日登れなかったスプリットメロン(ホントに割れたメロンみたいな石)のV0がすんなり登れたので気を良くして、近くの石の一見やさしそうなクラックラインに目がいく。トポには、やさしそうに見えるけどV3だヨ~ムズいヨ~んと書いてある。ホントかなと思って触ったらやっぱムズかった(^^)ちょっと入れ込んでみたけど、隣にV2があるのでそっちに移る。


こっちの方がカチ系だしなん とかなりそう。しばらくハマって、もうこりゃダメかなと、諦めかけた時に登れた。これもものす ごく嬉しい~。

今朝、近所のキャンパーに、うちも1人だから今夜キャンプサイトにおいで、一緒にディナーしましょう。6時ごろ戻って来ますか?と誘われたので、いいっすよ、たぶんね。とか非常に曖昧に答えておいたのだが、一応律儀にワイン買って6時ごろ訪ねてみたら、トレーラーの中にいるみたいなんで、声掛けるのやめた。外で焚き火でもしてればいいのに。ビショップ最後の夜に何かうまいものでも食べられるかもとちょっと期待してたんだけどね。

う いものと言えば、今更ビショップのウマーいと噂パン屋さんへ行ってみた。うわーすげー。ものすごく美味しそうなパンが大量にあるハアハア。八王子のK野さんがはまったという訳分かるわあ。ベーグル激ウマー!!これだったのネー!!もっと早く行ってみてれば良かった。でもこれでK野さんとこのパン屋さんに行った時に土産バナシが出来るわ(^^)

明日は早起きして、いよいよジョシュアだ!!地図見て距離計算したら285マイル。リッジクエスト、Reno往復に比べたらたいした事ないさっ!(と思いたい)ジョシュア着いたらモーテル泊まっちゃうし。

結局、ビショップで登ったのはスラブとカチ系ばっか。前傾のかっこいいのいっぱいあったのにね。あーでもスラブ三昧、しあーせだたわ(^^)。しかもバターミルクは私の大好きなカコウ(字がでない)岩ツブ系スラブだったし。

これでジョシュアで ラック三昧が出来たら更にしあーせなんだけど、おじさんの言う通りロープクライミングじゃないとクラックは無理かもね。でも念願のジョシュア、楽しみだわ~。

2006年11月 4日

11/4 晴れ ビショップ→ジョシュア

7時15分出。バギーのおじさんがもう起きてて手を振っている。他、歩いてた2人もオハヨー、なんて手上げたりなんかして、ウルウルしちまうじゃねえか。

いやー途中の景観ったら。街を避けたとはいえ…ビショップで驚いてる場合じゃねえわ。ビショップが荒野ならリッジクエスト過ぎたあたりからは砂漠つーか。なんて国なんだここは。この荒野でいったい何を生業としているんだ?

道脇のダートと思われる道に土煙が上がっている。地元の人かと思うと、オフロードライダー(もちろんナンバーついてないレーサーマシン)だった。結構たくさんいる。確かにこーんな所走り回ったら楽しそうだよな。いいなあ。

あきれてしまって写真も撮らなかったわい。

さて、ジョシュア。92年だったか?前来た時はスポットでしか記憶がないんだが、こーんなとこだったか?ホント、何を生業としているんだ。以外と早く着いてしまい、すぐキャンプしに行きたくなる。

まあまあ、まずはトポ入手。マウンテンショップは記憶通りの場所にあった。パークでキャンプしようと思うのだが、シャワーはここなの?(トポを指差して聞く:シャワーは町のスポーツクラブでかりられるっつうとこ)ああ、ベストシャワーはあそこ(向かいの店)だよ。と言われる。前はただの土産物屋だったのに「キャンプ、シャワー」っていう看板が増えてた。キャンプ、ってなんだ(竹中直人風に言う)。

行ってみると、クライミング&キャンプ用品が置いてあった。へー。でも前にもあったような気もする。シャワーってどこにあんの?ってねーちゃんに聞いたら「店の裏。7分3ダラ」だそーだ。まあまあキレイなんでまーいっか、って感じ。1ダラコイン使うのかな?また聞きに行くの、激しくマンドクセ。

シャワーはここに来ればいーし、とりあえずテント張って来っか~。と15ダラ払ってジョシュア公園に入る。ところが目当てのヒドンバレーキャンプ場ったら、満杯なの。土曜日だもの。なんか急激に疲れを覚えてしまい、当初の予定通りモーテルに泊まる事にする。

前来た時と同じモーテル6。やっぱいいわ。前に泊まったことあるし安くて安心。ビショップのはやけに高かったけど。

つーか、やっぱ暖かいわ。モーテル、しょぼいけどプールついてて、陽が暮れて結構涼しくなって来てんのに、プールで泳いでる人っちもいるし。

買い物してケンタッキーの揚げ鶏肉買って帰る。こっちは鶏肉もでかい。

2006年11月 5日

11/5 ジョシュア入 ライアンキャンプ場→ヒドンバレー

北の入り口から入るとタダでやんの。スプリットロックス、ビックオークを見に行く。ヤバいなー登りたい(ってみたい)ルートがいっぱいある('_')。ルートは見ないようにする事にする。

ライアンキャンプ場のボルダへ行く。
Riff Raff V0 ●
ステキなカンテ、と思いいや、離陸できない。一回ずるして登ってからちゃんと登った。
Wannabe V0 ○
やさしいスラブ easy ○
最初に見て登りたいと思った以外2本は敗退。
Fidelman Arete V0+
Figure Five V2

バレー並みのグレード感。ムズイっす。しかもバターミルクと似たような岩質かと思いきや、つぶがでかくて以外となめらかでバレーに近い。ばしっと足が止まり難い感じ。ちょっとショック。

さて、ヒドンバレーへテント張りに行く。キャンプ場ボルダを見て回る。うーん、岩、デカー。

早々とパンケーキ作って食べてビール飲んでのんびりしていたら、いつの間にかあちこちの岩の上に人が集まっている。気がつくと夕暮れ。みんな最寄りの岩に登って夕日を見ようって魂胆らしい。しくった~。

今日は雲があるのでことさら夕焼けが美しい。明日は私も高いとこ行って夕日を見ようっと。

隣りのキャンプサイトのカポーが帰るからと材木(廃材)をくれた。すげーいー焚き火ができた(^^)。火があるといつまでもぼんやりとながめてしまい、基地外キャンプ4と違って静かだし(訂正:少しはいるがすぐ静かになる)、気が付くと9時まわっていた。

2006年11月 6日

11/6 ヒドンバレーキャンプ場ボルダ、JBMFP

JBMFPのPenny Pincherのある岩。でかいっす。
JBMFPのPenny Pincherのある岩。でかいっす。

JBMFP BoulderのSlick Willie。中央右寄りのラインです
JBMFP BoulderのSlick Willie。中央右寄りのラインです

ヘンセルボルダ
ヘンセルボルダ

朝、明るいので外を見ると、陽が当たる寸前。物好きがすでに好き勝手に岩の上にいる。私も最寄りの岩の上へ。でも、夜明け前の方がキレイなんだよね。

しかし陽が出るとテキメンに暑い。キャンプ場内のボルダには陽が照りつけていて登る気がしないし、引き続きエリア偵察へ行く。

しかし。ここが砂漠のど真ん中って事を忘れていた。トポだけ持ってしばらくぶらぶらしてたら、気持ち悪くなってきた。ヤバいぞ、これは。早くテントサイト戻って水分とどっか日陰~。そういやボルダらの姿が見あたらなかった。みんなどーしてるんだろ。

エリアにボルダらの姿を発見。あ~日陰だ~。私もマット持って行く。キャンプ場近いので、手首擦りむいた、腹がへったと言っては丸腰で往復。ゆるいなあ。

午後2時くらいになると少し涼しくなっ きた。これからがボルダタイムって感じなのかな。どうやら皆さん、めちゃくちゃ暑い午前中は日陰のエリアか、最寄りの日陰で昼寝している様子。(でもさ、午前中の方が涼しいと思うよね普通)

しかし、ムズいですぅ~。スラブ(なのに)登れないっす。

そういや、ビショップでスペアタイヤ交換してくれたデーブにまた会った。ローカルの人なのかと思ってたけどバムなのかなあ。話聞けたら面白いのにな。しかもボルダらなのかと思ったら、メット持ってロープ持ってたわ。

■JBMFP Boulder
Descent Route .7 ○
Penny Pincher V0 ○
Slick Willie V2 ×
↑簡単そうなスラブに見えたんだけど。。足が滑って、手首をざくっと擦りむく。
痛~ムズ~。

ヒドンバレーキャンプ場
■Hensel Boulder
Carved Scoop .6 ○
Hensel Face V0 ●?
Slabmaster V3 ×
↑この名前。なんとしても登らねば。とはいえムズいです。離陸すら出来ません。

2006年11月 7日

11/7 アウトバックとスラブマスター

Tilt-o-Meter Boulder
Tilt-o-Meter Boulder


Voices Boulder

夜明け直前に目が覚めたので、高いとこに登る。日が出る前からの眺めは気持ち良かった。

今日は午前中ゆっくりしようと思ったけど、あんまり暇なので近所のエリアを見に行く。リアルヒドンバレーとエコーロック、バーカーズダム。日差しが強過ぎてつらいっす。ボルダの人がハダカなのにショーちゃん帽かぶってる訳が分かるわ。ぐでー。サイト戻ってビールなんて飲んじゃう。他数名やっぱテントサイトでぐでぐでしている。

少しは日が傾いたかな?2時くらい。いつでもぼんやりしては居られんので、先日見に行ったアウトバックのダイノエッグまわりに行く。ひらけた所なんで、まだまだ日が差していて日影なし。あち゛よお。

それでも岩山に近いとこや、ケーブ状なら大丈夫。ケーブじゃないけどシットダウンヌものを2本、Voicesボルダ 3本をいじる。

ハダカの人達が2人、楽しそうにBlob岩(ロープの人が登るようなとこ)をひょいひょいと登っている。最初はあきれたけど、こんな人達結構いるので慣れてしまった。

キャンプ場に戻り、スラブマスター。昨日はまるで離陸すら出来なかったけど、足粒見つけたら、1歩立てた!(^^)

日がそろそろ沈みそうなころサイトに戻る。

登れる時間は、朝は夜明け(6時くらい)から、8時か9時くらいまで、午後は2時過ぎから日没(4時半くらい)までかな。


■The Outback
Tilt-o-Meter Boulder
Tilt-o-Meter Left V1 ●
Tilt-o-Meter Center V1 ×
Voices Boulder
Mr.H 5.7 ○
Voices Arete 5.9 ●
Scissorlock V1 ▲再度トライしる

■Hensel Boulder
Slabmaster V3 ▲一歩進んだ

Theブロッブ岩を丸腰で登る人達
Theブロッブ岩を丸腰で登る人達

2006年11月 8日

11/8 買い物&Manxボルダ

帽子を購入。←帽子を購入。


今日は、そろそろビールもなくなったことだし、町に買い物に行くついでにシャワーしてくる事にする。

先日29Palmのスーパーで買ったビールがハズレで、かなり不快な思いをしていたのだった。バレーでもビショップでも、必ずご地元のうまい地ビールがいろいろあったんだけど、この辺には地ビールみたいのが見当たらない。やっぱ水なのかしらん。仕方ないのでブリティシュものバスペールエールにする。好きなビールなんでまあいいか。

ビショップで買ったワインもまだあるのだが、こう暑いと(真夏の小川山のもっ~と乾燥してもっ~と日差しが強いバージョン)やっぱビールなんだよなあ。消費量も増えてるし。昼間から飲んでますから。

例の3ダラ7分の土産物屋のシャワーへ行く。ついでにあまりの日差しに毎日頭痛モンなんでつばついた帽子を購入。公園西入口で水をくみ、テン場に戻る。

最後のビショップ地ビールを飲みつつひと休みして、午後2時過ぎから出動。

Manxボルダへ行ってみるが、時間帯をことごとくハズしているカンジ。ここも午前中の方が良いみたい。日影に2本ほど手ごろなのがあったので手をつける。

キャンプ場に戻りスラブマスターの続き。今日は1手進んだ(^^)この先の手が激悪なんじゃないかな…。

■Asteroid Belt
Manx Boulder
Wrangler V2 ×
Gambit V1 ×

■ヒドンバレーキャンプ場
Hensel Boulder
Slabmaster V3 ▲1手進んだ

2006年11月 9日

11/9 Voices、Manx、Triangle、スラブマスター

←トライアングルボルダ これが以外と高い。
↑トライアングルボルダ これが以外と高い。

心を入れ変えて、7時過ぎから登りに行く。まだカラダが起きてないので少々重い足を引きずって、アウトバックエリアへ。先日行けそうな感じだったやつが、本日2回目で登れた(^^)v

Manxへ移動。またV0が登れないでいると、ボルダら達がやって来る。しばらく様子を見ていると更にデーブなんかもやってくる。

ガイコツ人の人は無条件にお強く見えてしまい、ものすごく気が引けていたのだか、さっき私がいちげきしたアレートを苦労している。なあんだ。同じようなモンじゃん(^^)。

で、試しにV2やってみたら登れた~。これはお買い得。まだV0もV1も登れなてないけど、ガイコツ人ボルダらの人がスポットとアドバイスしてくれたおかげですわ。カモ~ンなんて言われるのも満更ではないですわね。

しばらくV1とV0をやって、サイトに戻ってバスビール。暑いヨ~。つーか、今日は風があって日影に居りゃ寒いし、日向は日差しが暑くて居られない。仕方ないのでテントに入って昼寝する。

2時過ぎ、気なっていたトライアングルボルダやってみた。優しそうなのだが高いしキャンプサイトの中にあるんで、躊躇していたやつ。ちょうどいい所にホールドがあって、怖かったけど登れた。

スラブマスターも、また1手進んだ(^^)v。渾身の集中力が要るので1回しかできない。あと何度やっても2度と出来ないんだよね‥。

まだ早いけど、モチ切れ=終了とする。キーズポイントっつうこの辺で一番高いビューポイントへ夕日を見に行く。

■The Outback
Voices Boulder
Scissorlock V1 ●(^^)v

■Asteroid Belt
Manx Boulder
Right Arete 5.9 ○
Thingamagig 5.9 ○
Scuttlebutt V0 ▲
Fishbait V1 ▲
The Boxer Problem★★ V2 ●v(^^)v

■ヒドンバレ ーキャンプ場
Triangle Boulder
Old Triangle Classic★ V0 ●
Hensel Boulder
Slabmaster V3 ▲

2006年11月11日

11/10、11 風邪か?ひたすらレスト。

日差しのせいで頭痛くて気持ち悪いのかと思っていたら、どうやらいよいよ体調を崩してしまったご様子。1日休んでみて治らなかったら29パームにおりてモーテルにシケ込むか。っつう訳で昼間からモーテルにチェックインして、風呂入って寝てます。あーあと1週間と少しだっつーのに。明日からまた元気に登れますように。

#今日、久しぶりに日本の方と話しした。宇都宮のボルダらのY沢さん。宇都宮と言えば、バカンスさん。やはりお知り合いでございました。バカンスさんに宜しく、とおっしゃってました。彼はあと1ヵ月程。1、2日後フエコへ行くんだそうだ。いいなあ(^^)

2006年11月12日

11/12 まだちょっとカラダに力入んねーなー

マンクス

チェックアウトぎりぎりまでゆっくり休む。だいぶ調子は良い。ガソリン入れて、ヒドンバレーに戻る。

目をつけていたキャンプサイトはもう既に場所とられていた。今までいた所はこじんまりしていて気に入っていたのだが、微妙に傾斜があって寝苦しいし(これが原因だったのかも)、2つばかり隣に移りたかったのだ。残念。

2時過ぎにマンクス行く。病み上がりだからなーと言いつつ先日からの懸案のV1。体に力が入んないカンジ。しかもツブやカチから指先がはじかれてしまう。気がついたら、指先がカチカチに堅くなっていた。これじゃ滑るわ。お手入れ怠っていたからなあ。いよいよヤスリで削ろう…

早々と上がっても、やることがない。テントに入って休むが、昨日快適なベットで寝たせいか、この傾斜した寝床が不快でならない。ちょっと離れてるが平らな所にテントを移す。だいぶ快適。よくあんな所で5晩も我慢していたもんだ。

今日は焚き火しないで、面倒なのでチリ缶温めてマカロニといっしょに頂く。残りはトマトマカロニスープにして完食後、さっさと寝る(いつもだけど)。チリ缶ってやっぱもたれるわ。

■Asteroid Belt
Manx Boulder
Fishbait V1 ▲

2006年11月13日

11/13 マンクス、スラブマスター

マンクスボルダ東?面
↑マンクスボルダ東?面

写真中央黒い筋の左のラインがFishbait V1
↑写真中央黒い筋の左のラインがFishbait V1

午前中、携帯の充電がてらドライブ。ジョシュアツリー国立公園の南端、コットンウッドまで行ってしまった。だいぶ慣れて来たけど、全くこの国は…手付かずの土地多杉でしょう。

午後からまた(まだ)マンクス。指先を削ったせいか(関係ないと思う)懸案のV1が登れた。先日お兄ちゃんらがデッドしていたとこはスタティックで抜けたもんね。決め手は足使いだった。やったネ~(これで日本に帰れる:ってまだ早い)。

さてまた(まだ)スラブマスター。今日は先が見えて来た。やっぱ足が滑る前に手を出して手が滑る前に(ry 今日は4歩目の足はどこ置く?っててこまで。まだまだかかりそう。

■Asteroid Belt
Manx Boulder
Fishbait V1 ●v(^^)v

■ヒドンバレーキャンプ場
Hensel Boulder
Slabmaster V3 ▲4歩目

2006年11月14日

11/14 JBMFP、キャップロック

午前中久々にJBMFPのスラブを再開。3歩上げて、悪いホールドに両手マッチ、まではなんとかなるのだが、そこから右足を上げるのがまだ出来ない。見えないんだよね。足。めくら(ピー)上げじゃ信用出来ん。足使いが決まれば行けると思うんだけど。

指の同じ場所ばっか使ってる訳にもいかないんで、一旦サイトに戻る。

V1~2くらいでフェースでチンケ目で打ち込むのにいいのなんかないだろうか。前傾でも可。と、気分転換も兼ねて車でキャップロックエリアへ行ってみる。

これもまた素敵なとこで、素晴らしい課題ばかり(V7とか9とか10とか)。の、なかの、低くてちっちゃくてかわいい、(結局)スラブを登る。登れなかったけど。なんか、だんだん寂しい気分になって来る。こんなに登る所あるのに登る所がないって気分。

ので、サイト戻ってビール飲んで、パスタ茹でて、ベーコン炒めて、トマト缶(使いかけビニールに入れて立てておいたら、リスがかじって倒してしまって、トマトだけになってしまったやつ)入れて、パスタと合わせて、最後に卵入れたやつを食べたらなかなかうまかった、と焚き火して、今日もさっさと寝る。

■JBMFP Boulder
Slick Willie V2 ▲

■Cap Rock
The Hatrack
Sombrero V1 ×
Turban V2 ×

2006年11月15日

11/15 水 JBMFP、スラブマスター

残りあと2日。それでも少しずつ進歩はしているのだが、そろそろ限界。何度もやっているムーブは確実に出来るようになってきているのだが、その先へと進むムーブが決まらない。または不可能に近い状態になってきている。ああもうだめかもしれない。指先の皮と間接も徐々に悲鳴を上げている様子。

こんな時に話が出来る相手でもいれば少しは気晴らしになるのだが、気分は「たった2本でいいのか?」「あきらめて他の課題をやったほうがいいのでは」「しかし手を付けた課題は終わらせたい」「ほかにもすばらしい岩が死ぬほどあるのにこんなチンケな課題すら登れない」「ここでやめていいのか?」「本当に全力で登っているのか?」「ビショップに戻りたい」「戻ったとしても同じこと!」などと腐るばかり。泣きたくなる。さいあく。

■JBMFP Boulder
Slick Willie V2 ▲ 4歩

■ヒドンバレーキャンプ場
Hensel Boulder
Slabmaster V3 ▲3歩

2006年11月16日

11/16 木 もう登れません。泣

■JBMFP Boulder
Slick Willie V2 ▲ 5歩までで終了。
■ヒドンバレーキャンプ場
Hensel Boulder
Slabmaster V3 ▲4歩目で終了。

指皮も指関節も終了。もう登れません。泣

朝、いかにも怪しいクライマーが来て、あんたは今日発つのか泊まるのか?あんたはかわいい(と友達が言っている、だったかも)。とか言っていた。…私は当初、19日にチェックアウトしてゆっくり北上、バークリーで1日のんびり買物でも、と考えていた。しかしもう登(れ)るとこもなく心身ともにかなりモチベーションも落ち、終了に近づいて来ていた。そろそろ北上してビショップに戻って土産にラバールームのTシャツでも買って北まわりで帰るか、キャッスルロックにでも行くかと思っていたので、今夜は居ます。と答えおく。また後で来るからって言っていたが、あの人達の挨拶なので気にしていなかった。

一人で居るとパートナー探してるクライマーに割りと声かけられるのだが、言葉がわかんないと、ああ、ソーリーもういいや、と去って行くか、こっちが面倒になってしまって断ってしまうかなのだが、この人の場合は、私の好きなタイプの怪しさ(トレインスポッティングのロバートカーライル風←ってのは誉め杉だけど)だったのでちょっと気にはしていた。

15時過ぎにスラブマスタートライを終了(=ジョシュアボルダ終了=なほみさんのバム生活終了)して意気消沈しつつビール飲んでいると、朝の人のパートナーと思われる海兵隊みたいにガタイのいいお兄ちゃんが、一緒にクライミングしない?とサイトに来た。

へえ~本当?奇特な方達ですこと。「あーいいですね。ありがとう。」「じゃハーネス持って来て。」「え?ライトナウっすか?」「そ、ライトナウ。」あたりは日が暮れるところ。こっちはすでにビール飲んでるし。それでも来いっつうのでビール飲みかけだったけど付いて行く。

マンクスボルダんとこの岩の5.1のクラック(なんてグレードだ)を3人で登って歩いて降りたら、かなり暗い。サイトに戻って、残りのビールを飲んで、最後の夜にと思っていたワインを開ける。

怪しい方の人は、アーネストさん、海兵隊の方はジェシー君。しかもアーネストは前日にスイスから到着したばかりなので、スリーピーだと言っている。スパニッシュなんだそうだが、ジェシー君はどう見てもアメリカンなのにスペイン語ペラペラ。豆とかトルティアばっか食べてるし。

あんたらどういうご関係?聞きたいけど喋れないので聞けない。なんで私に声かけたのか聞いてみるとあんたかわいいからと言う('_')。全くもう。

サイトをシェアしたり皆で協力して車の置き場所を変えたりしてレンジャーに見つからないように上手い事やってる気配はしてたのよね。私んとこは私1人だったからね。コミュニケーション取れれば簡単な事なのだ。

明日も一緒にクライミングするか?って言うからイエス、アイドゥーと答える。

どん底の気分がかなり上向いた。実際、ロープに触るのはバレー以来1ヵ月振りでしょう。あーやっぱルートはええのう。

2006年11月17日

11/17 金 チムニーロック、ギガダーク

アーネスト&ジェシー君について行く。
まず優しいクラック。トップロープにして隣のスラブを2人で登っているので、私も登ってみた。意外に難しかったので、三浦を取りに戻る。靴を変えるとトップアウトはできた。トポには出てないのでグレードはわかんない。体感は10+か後半かな。このあたりで何も知らない素人(子供?)と思われていた風向きが変わって来る(^^)。

一旦サイトに戻って、私のPTでリアルヒドンバレーへクラックを登りに行く。

リアルヒドンの奥に素敵なクラック10b、アーネスト曰くファイブスターズ。ジェシー君がリードしてトップロープで登る。出だしが核心で、2つ目のカムでエイドしないと登れなかった。後は体感テンアンダーな感じ。いいルートだった。

もう1本スラブを登りに、更に奥というか石の山を登って取り付きに出る。このルートはアーネスト氏がだいぶ前に一度登れなかったルートだそうだ。10bだそうだが出だしから苦労していて、エイドで抜けていた。ジェシー君が登ったところで日が落ち、石の山の下降にかなり苦労した。

下りながらアーネストが、ちくしょうなんて暗さだ!メガダークいや、ギガダークだ。とか言っていたのでつい笑ってしまった。

再びサイトに戻ると車が1台増えていた。サイト代は彼らが2晩分払ったようなので、まあウエルカムなんだけど。でも明日はテントたたんでいつでも出られるようにしておこう。テント張らずにそのへんで寝てる人達も結構多いし、一度は夜明けを露天で見たいし。

2006年11月18日

11/18 土 シャワーに行ってボル

明日はどうする、というので、アイニードテイクシャワー、と答えると、アーネストは私もだ。でもジェシーはクライミングしたいんじゃないかな。と言っていたけど、結局ジェシーがこっちに合わせてくれたみたいで、シャワーに行くことになった。朝8時過ぎに私のPTでタウン(←ってみんな言ってた)におりる。

レンジャーの来そうな時間は留守にしたいしね。レンジャーの人は車のナンバーでチェックしていて、私のPTはすでに目を着けられていたのだ。(←意気消沈の一因)

シャワーのあるみやげ物屋に着いたら、アーネストが何やら交渉している。どうやら、おめーんとこのシャワーは汚い。掃除してやるからフリーでシャワー浴びさせろ、て事らしい。ホントに金を使わない事ばっか考えてるようだ。無事話しがついて3人で掃除してフリーでシャワーを浴びる。

向かいのマウンテンショップへいくと、今日は「クライミングデモDay」つまり、1日無料で靴を貸してやるから、公園行って試し履いてみ、ってことで店の前の駐車場にスポルティバ、レッドチリ、ファイブテンの3社の靴を広げていた。

アーネストとジェシーはさっそく何足もサイズを合わせて借りるつもりらしい。ところがどこで気が変わったか知んないが、アーネストは新しい靴を買ったり、リソールに出したり、あれコレと買い物している(3ドルのシャワーをけちったくせに)。4足も貸し靴持ってたジェシーも借りるの止めたみたい。今日中に返すのが面倒になったご様子。

ヘルシー食品屋行ったりしていると昼なので、メキシカン屋でよくわかんないまま注文して、辛いえびチリみたいなのを食べ、ガソリン入れて、キャンプ場に戻る。

その後ジェシーとボルダをしてると、アーネストが「イヤーッホー、うひゃひゃひゃ〜、おいスゲーぞ!!」などとバカ騒ぎながらやってきた。なんだ?いよいよヤクが頭に…と思ったら、昨日の最後のルート、10bと思っていたら11cだったんだそうだ。あはは〜よかったねアーネスト^^

2006年11月19日

11/19 日 インターセプター、ブロッブ、オールドウーマン

朝、近所のお姉さんが来て、「あんたらのサイトがどうのこうの」って言っている。それを聞いた2人が車を日帰り駐車場に移していたので、よく観察すると今だれもここのサイト料金を払っていなかった。私も車を移動しておく。

今日はインターセプターロックのクラックを登る。ジェシーは昨日のボル(ケーブマンつールーフもの)で肩が痛いからリードしない。ってことでアーネストがやさしいワイドOWものをリードする。でも2P目が抜けられなくてみんなで下りる。

車をテントサイトに戻して昼食後、ジェシーが「ちょっと遊びに行こうコンフォータブルな靴もって来て」つーのでついて行くと目の前の岩山(みんなが夕日や朝日を見に丸腰で登ってるやつ)へ登ろうよ、ってことらしい。もう何度も行ってるんだけどまあいいか。

ぴょんぴょん遊びながら登って帰ってくると、私のPTにまた黄色い警告シールが。今度は「あんたいつまでいるんだ、2週間過ぎてんぞ」だった。レンジャーが午後にも来るなんて!しかも、今日まで大丈夫でしょうが。2人は、「ノープロブレム!今夜町のどっかに車置いて、明日取りにいけばいいよ」ってのん気。車2台あるしちょっと安心。

夕方ブロップ岩の前から登ろうって言ってたパパママシリーズを登りに行く。最初は5.7のクラックでアップして10aのフェイスとクラックをトップロープしようってことだったんだけど、クラックは先客がいたので10aのフェイスを登る。ナホミ(←私のファーストネームでございます)もリードしなよ、ってことでリードさせてもらう^^。ヤッタ。ふふふ、楽勝だもんね★面白かった〜。ありがとねアーネスト。

そういえば、この2人、ジェシーはひょっとするとティーンエージャーかな、くらいの若者なんだけどアーネストは年齢不詳でかなりのオヤジと思っていたが、なんと同じ年だった。スイスに奥さんと子供がいて、写真見せてくれたり、ティディーベアもってたり、息子に持たされた赤鉛筆をいつも身に付けてたり、外見と違ってとってもキュートなのだ^^すっかり大好きになってしまったのだった。

もう薄暗くなっていたし最後にリードも出来て超満足!とまったりしていたら、ジェシーが来て靴とハーネス持って来て!もう1本登ろう、って言う。行ってみるとなにやらすげー素敵なかっこいいクラックにトップロープかかってて、何人かでトライしている。知りあいなのかと思ったらどうやら誰のロープかかわかんないけど張りっぱなしにしてあるから登ってるらしい。(なんてやつらだ…)これがほんと素敵にむずくて、すげえいい。私の番には暗くなってたんで、すぐ終わっちゃったけどもっとトライしたかった〜!

最後にいいクライミングが出来てよかった〜。あとは車だ。ご飯食べてすっかり暗くなってから2台で町におりてショッピングセンター(ウオルマート)の駐車場にPTを置いてキャンプ場に帰って、ジェシーの車の後ろに寝かせてもらう。

2006年11月20日

11/20 月 アップルバレーのホットスプリングス

朝、ジョシュア&アーネストに別れを告げてジェシーの車で駐車場へ車を取りに行く。

ジェシーは今日一旦キャンプ場を出て、ビックママの家に泊まりに行くんだそうだ。途中のアップルバレーにホットスプリングスがあるから行く?っていうから、2つ返事で連れてってもらうことにした。温泉って言ってもビショップのプールみたいなモンなんだろと思っていたのだか…

アップルバレーのショッピングセンターに私のPTを止めて、(また)メキシカンでランチを食べてからジェシー君の車(スバルの4WD)で再スタート。

小1時間ダート走る。オフローダーの人は大ヨロコびな結構いい(かなり悪い)ダートで、これじゃPTじゃダメだわ。その上30分くらい尾根を下り、谷をぬって川に下りる。他は乾燥した涸沢なのになぜか1本だけ川なのだ。下りると、熱くて浅いのと、深くてぬるいやつがキチンと風呂状に作ってあり、下は川。お~いーね~。

しかし、私も含めて女性は水着着てたけど、ジェシー君や他の人は平気で全裸。まったくこの国の人は…。中には下半身だけ出して堂々と歩いてたり。日本だったらヤバいよあれ。

で、深い方へ行くと、先日私がいたサイトに後から来て、開口一番「アーユーバム?」って言った失礼なやつがいた(名乗ってたけど忘れた)。露天キャンプしてるみたい。湯につかりながらなんか食べていた。しばらくジェシー君と長話してたけど、何やらド●◆●話に花がさいていた。
オヤジ:やっぱよう、あれだ、クライミングする時にはかかせねーだろ、俺はそうだぜ~へっへっへっ。(意訳)
ジェシー:うん、そうだね。分かる分かる。
葉~、持ってる人多いなあ、どうやら要所要所で入手して切らさないようにしてるみたい。キャンプ4でもそうだったのかもね。煙草みたいなモンなんでしょう。

ショッピングセンターに戻ったらもう4時すぎ。ジェシー君はキャッスルロックへの道順と、今度カリフォルニアに来たら、とメールアドレスを残して、さっさとビッグママんちへ帰って行った。情緒ねーなー。ってかける言葉ないから仕方ないんだけどね。

アーネスト&ジェシー、あーみえていい人達だったなあ(特にアーネスト)。よくまあ4日も付きあってくれたもんだ。ホントおもしろかった^^また会えるといいね(無理)ローカルの人、ほんとに羨ましい。

その後少しでも距離稼いでおきたかったんだけど、ジェシーと別れてから急に体調がおかしくなってしまい(突然の膀胱炎:←実は癖になっていて、いきなり血尿が…なぜ今!)、長時間の運転なんかとても不可能な状態。ほんの30マイルほど離れたVictorvilleってとこのモーテル6になだれ込み、歯医者でもらった抗生物質頼み。しばらく部屋からも出られずかなり苦しむ。薬残っていてよかった〜。

2006年11月21日

11/21 Victorville→パロアルト

昨日疲れていたのにあんまり眠れなかったせいか、今日はゲロ疲れたっす。やっぱ都会の道は神経に悪い。

ジェシーは「僕なら(ジョシュアからサンフランシスコまで)10時間で行ける」ってたけど、6時すぎにVictorville出て14時にはサンノゼのちょっと先、パロアルト(正確にはマウンテンビュー)に着いた。私だって速いもんさっ。ま、あたしは面倒くさいからあんまり休まないしランチもしないしね。途中思った通りまるで変わらない風景にやっぱりビショップ経由でシエラネバタ見たかったなあ、と思う。

そしてこの数時間走っても何も変わらない風景を見てると、この環境がこっちの人のやけに落ち着いて堂々とした態度(人格?)を育ててるんだなあと思う。ジェシーなんか立ち居振る舞い(だけ)はびっくりするほど優雅で上品で感心したもんだった。…ま、その後よくローカルの人を観察したらみんな同じだったんだけど。

でもジェシーの教えてくれた道順はそれなりに景色のいいところもあって、ああ、これがカリフォルニアの風景なんだなあ、って思った。サンクスジェシー。

キャッスルロックに寄る前にまずはチェックインでしょ。ここでもモーテル6。前にも泊まったことがあるけど、こんなところだったか?(こればっか)探すのにやっぱり迷ってしまった。

確かこの近くにREIもあったはず。携帯で検索して、ぐるぐるしながらようやく見つけ、トポを探す。ルートのしかなかったけどとりあえず購入し、スーパーでビールとローストビーフを買ってとりあえずモーテルに帰る。

なんかなーんにもする気がしないや。つー訳で明日はキャッスルロック行くだけは行くつもりだけど、どうなることやら。

2006年11月22日

11/22 水 キャッスルロック、ボルダークリーク、バークリー

今まで明るくなると起き、日が暮れると寒いから遅くても9時には寝てしまう生活をしていたので、どうも夜明け前に目が覚めてしまい、2度寝が出来なくなってしまった。

しかも、ジョシュアだったらもう夜明けの時間になっても、こっちではまだ暗い。7時になってやっと明るくなったので、ぼちぼちキャッスルロックに行く。今までと同じ格好で行ったらやっぱり寒かった。上着は持って行ったんだけどね。

マットしょってうろうろしていたら、おじさんが一人やって来て、バスマットひとつでもくもくとボルダし始めた。場合を微妙に変えて私も始める。トポないので、適当に登る。

寒さ対策してないし、大したの登れないけど5~6本手をつけてみるが、最終日ともなるといろんな思いがこみ上げてきて、ダメだこりゃ。

こういう時はぼんやりとドライブしてみる。

今まで乾燥しきった荒野や砂漠ばかりだったのだが、この辺は緑が濃く晩秋の日本のようだ。以前来た時はそれにホッとしたもんだったが、今はかえって荒野や砂漠が懐かしい。あー、ジョシュアにいるアーネストやジェシーやバムの人たちは相変わらずの調子でクライミングしてるんだろうなあ。

今までヨセミテでもビショップでも、帰る人を見送っていたけどいざ自分が帰るとなるとこういうもんかい。うるうる。

こういう時は時間が経つのがやけにゆっくりで困ったもんだ。

ランチして一度モーテルに戻って洗濯してもまだ16時前。じっとしていても仕方ないので今後の為にバークリーのREIへ行ってみる。祝日の前のせいか、橋を抜けるのに渋滞してて小1時間かかる。思いもよらず夜景タイムになってしまった。

詳細マップがある訳ではないので、方角と野生で何とかモーテルに戻ったのは20時近くだった。

ランチの残りでビールを飲む。昼に1本飲んじゃったから足りなくなってこっそり車出そうとしたら、なんてこったい。雨降ってんの。ここ1ヵ月以上雨なんて見てなかったのに。まるで私の気持のよう。なんちゃって。

明日は最後の核心、バッテリーやなんかのキャッシュバック交渉が待っている。あーマンドクセ~!

荷物も規定重量で収まるだろうか。心配だなあ。日本は寒いのかなあ。何着て帰ろう。

2006年11月23日

11/23 いよいよ帰国

相変わらず暗いうちに目が覚める。
レンタカー屋との交渉もあるので、7時に出る。夕べ降った雨はすっかりあがり、カリフォルニアらしい晴れた空になっている。

もう使わないキャンプ道具や食材をモーテルに残置して(大丈夫かなくらい捨ててきた)最後のガソリンを入れて101に乗る。昨日はやけに混んでいたが予想通りガラ空き。なのでゆっくりゆっくり走る。

8時前には空港に着いてしまい、レンタカー屋へいく。ここでの交渉を1時間くらいみていたのだが、さすがサンフランシスコである。手慣れたもんでさくっと返金してもらって、荷物をガラガラ引いて出発コーナーへ。いやー早く着き過ぎでしょ。懸念していたチェックインも問題なくパスしちゃったし。成田とちがって暇つぶしエリア少なくて暇暇暇。カフェでヨーグルトとかリンゴとか食って(腹が減ってなかったんだもん:空港の飯高いし)暇を潰して、やっと搭乗。あーー2ヶ月間のバム生活よさよーなら、バイバイ、カリフォルニア〜(うるうる)

11時45分発、16時成田着。時差あるから11時間くらいのフライトでございました。相変わらず飛行機って寝られないので結構疲れた。しかも成田着いたら雨。思った以上に寒かった。リムジンバスを2時間待って、渋滞を経て21時帰宅。ただいま〜!!!あーーこの湿気、嬉しいような、さみしいような。

つうわけで、スラばあさんヨセミテへ行くの巻。終了でございます。
読んでくれた皆様ありがとうございました。また一緒に遊んでくださいねっ!

2006年11月30日

覚え書き

こういうのを書くのもうざくていいよね。私が事前にネットとかでは入手出来なかったと思われる細かいとこでも書きますわ。(つーかもっとちゃんと調べて行けよ)

★ヨセミテバレー

■バレーまで
ヨセミテバレー・マーセド間はキャットトラックが運行しています。20ダラだったかな?ヨセミテロッジ前にバス停があるので、キャンプ4らーには楽。ちっちゃいトラックです。マーセドとフレスノやサンフランシスコやロスアンジェルス間には時間のアバウトなアムトラック(電車)があります。

■バレー内は
貧乏人にウレシイ無料シャトルバスが縦横無尽(?)に走っています。シャトルバスマップをまず手に入れて一周してみるとよいでしょう。乗り換えポイントを覚えると無駄なく移動出来ます。(バレー内は基本的に1方通行なので、乗り違えるとぐるぐる…)
ちなみにキャンプ4からは、ヨセミテロッジが一番近いです。雨の日のロッジのカフェテリアでは、うす汚いキャンプ4らーが1杯のコーヒーで(しかも拾ったコップを使い回して)近くにコンセントがある窓際のテーブルを占領して堂々と携帯の充電をしながら、何時間も暇を潰している風景が見られるでしょう。

■ネット環境
ヨセミテロッジと、ビレッジのデグナンズの奥(?)に端末がありますが、日本語は使えません。MSNだったか、Hotmailなら見れるという噂でした。1分25セント。私はこれでレンタカーの予約をしました。
また、ビジターセンターの近くに「ガールズクラブ」という図書館があって、そこでは30分無料で端末を触れます。1枚10セントでプリントアウトもできます。ここも利用させてもらいました。でも30分はかなり短く感じます。
またロッジのロビーには無線LANがはいっているようです。

■郵便環境
ポストオフィスは、ロッジとビレッジにあります。どちらにも私書箱があって、郵便を受け取ることができます。(やりかたは、わかんない)

■携帯電話
日本から持っていく海外ローミングものはダメです。ボーダフォンのなんとかがつながるという噂ですが、詳しい契約内容までわかりません。私もボーダフォンのローミングでしたが、シングラーもAT&Tも入りませんでした。

■トイレで充電
キャンプ4のトイレのコンセントは男女各2個(か4個)づつ、2つの障害者用にも各2個づつついています。電気機器(デジカメとか携帯とか充電池とかMP3プレーヤーとか)の充電は皆さんガンガンしていました。先着順ですね。水道の蛇口の近くなので、防水対策しておいたほうがいいでしょう。盗まれたりすることはないようでした。また、トイレ掃除の人が入ってる時に置いておくと忘れ物扱いとなってキヨスクに持っていかれてしまいます。また、シーズンオフになると(10月後半)トイレのコンセントには電源が来なくなりました。

★ビショップ

■まずはトポ
ビショップの町の唯一のマウンテンショップ「ウイルソンイーストサイドスポーツ」(町のメイン通りを走るとすぐにわかります。395号と168号の交差点の近く)か、ここの向かいのちょっと裏にあるリソール屋さん「ラバールーム」で入手できます。14ダラだったかな。私が行ったときでセカンドエディションで情報が少し増えていました。

■キャンプ場
ホートンクリーク(1サイト$5)BLMキャンプ場(無料)プレザントバレーキャンプ場(1サイト$10)など。
BLMの場所は非常にわかりにくいです。
トポにビショップガイドもついているんですけど、キャンプ場ガイドも付けて欲しいなと思いました。
どれも町までは7マイル〜10マイル。トイレ、ごみ箱はきちんと管理されていますが、飲料水はないです。プリザントバレーにはポンプがあって鉄臭い水がでます。顔や手足を洗ったりする分には問題ありませんでした。
料金は専用封筒に入れて無人ポストに投函し、車のミラーに半券をぶら下げておくシステムです。ちゃんとレンジャーがチェックに回っています(BLMは無料)
バターミルクのバースディボルダ前の駐車場近辺でテントを張っていた猛者もいました。張ってみたかったけど、トイレがないからなー。野郎だったらいいけど。

■モーテル
ビショップのモーテルは結構高いです。トポに出ていたエルムスモーテルも$59(ここは連泊すると安くなります)、ほかもモーテル6が$69でした。
■携帯電話
驚いたことに、ハッピーボルダのプルアウトから山を登ったあたりまで、電波が届きました。バターミルクはさすがに×。町では問題なく通じましたが、少し電波は弱く感じました。HWY沿いの方が入りはいいようでした。(キャリアはAT&Tワイヤレス)

■Erik Schat's Bakkery
すげえうまいパン屋さん(高いけど)。ここは是非一度は行ってみてね。
395号沿いにあります。郊外から看板が出ているのですぐにわかります。ここのベーグルは絶品っ!

■ショッピングセンター
365号と6号交差点の近くにVONSとKマートがあります。VONSにはなぜか生焼きそばやうどんが置いてありました。

■Keough's Hot Springs 温泉プール
入場料$8、メインは(しょぼい)プールですが、浅い湯船みたいなプールもあって温泉気分を味わえます。でも日本のと違ってすべすべつるつるしっとり、ではなかったですね。水着は売ってます。

■ビールとか
マムート(マンモス)ペールエールが地ビールらしい。アンバーからゴールドまで数種あり。私的には、ヨセミテペールエール>マンモステペールエール>シエラネバタテペールエールかな。うまいっす〜。ワインも安いんでかなり助かりました。

★ジョシュア

■まずはトポ
ジョシュアツリーの町から公園入り口の交差点にマウンテンショップ「ノマド」と土産物屋が向かい会っていて、どちらでも入手可能。ノマドはウエアなんかも豊富。

■ジョシュアツリー国立公園
だいたいのトポなどに入場料$10と書いてあったけど、2006年秋現在$15です。
ゲートが4箇所ありますが、29パームス側の入り口の料金所は平日はクローズしていました(フリーで通れる)。ジョシュアツリー側は夜もレンジャーがいました。ジョシュアツリー側入り口にはトイレがあって水があるので、お急ぎの場合はここで水がくめます(一応有料)公園内の滞在リミットは1週間ですが、レシートを見せれば通れるので…以下略。

■キャンプ場
4箇所くらいありますが、メインはヒドゥンバレーです。水はありません。
ここも自己申告制で1サイト$5で、1サイト車は2台まで、人数かテントか忘れたけど、MAX が一応決まっていました。
各サイトの車止めに番号杭があって、そこに石で半券をはさんでおく、というのがここのスタイルです。杭に石だけ置いてある場合は、場所取りか、バムです(キッパリ)
#ビショップでもそうですがレンジャーは大概、朝9時台に来ます(14時台に来ることも)。マジメに払うか、彼らと戦うかはお好きにしてくださいませ。

■モーテル
ジョシュア近辺は安いです。モーテル6で$48だったので、他の安いとこはもっと安いと思います。

■シャワー、洗濯
マウンテンショップ「ノマド」の向かいにある土産物屋にシャワーがあります。$3でコインをもらって、7分間浴びられます。飲料水もここでくむことが出来ます。ランドリーは62号沿いにあります(行ってないので詳細は不明)

■買い出し
ユッカバレーにウォルマートと食料品スーパー(名前失念)があります。VONSもありましたが、もう少し遠いです。ジョシュアツリーの町にリカーショップもあるので(これも名前失念。○○(←人の名前)ショップだった)お急ぎならここで大概足ります。ポストオフィスの向かいなので、ついでにお手紙出したりもできるので便利かも。ショッピングセンターより酒の種類は豊富です。

■携帯電話
公園内ではキーズポイントに行けば確率は悪いけどなんとか通じました。町に下りれば大丈夫です、つうか、町に下りたほうが確実につながります。

★車関連
■レンタカー
現地で手配したからかもしれないけど、4週間以上借りられなかった。2社に問い合わせしてみたが、両社とも同じ「2つ予約してください」との回答。私は5週間借りたかったので、1週間+4週間と2件の契約をすることになった。借りることで精いっぱいだったので、フレスノ借り→フレスノで返して借りなおし→サンフランシスコ返し、にしてしまったけど、もう少し効率のいい方法があったかも(ラスベガスで借り換えとかね:もちろんレンタカー会社によるけど)
この2台目の車がハズレで、なかなか面白い体験をさしてもらった。ダラーレンタカーだったのだが、ここは問い合わせに電話すると、日本人通訳が出てきてくれるのが心のささえとなった。英語じゃ苦情言えないっす。でも、結局は返す時に、かかった経費を形として(レシート)出せば問題なく対処してくれたので、そう焦る必要もなかったのだが…

■ガソリン
ご存知元祖セルフ給油で、最初にカードを読み込ませるのだが、これが大きな町の名のしれた(シェルとかシボレーとかちょっと高めの)スタンドなら問題ないのだが、小さな町の(または大きな町でも)名の知れない安いスタンドだと、私らみたいな外国製のカードを読んでくれなくて、非常にストレスがたまった。
そういう時は、スタンドのショップに行って現金で払えばいいのだが、面倒でしょ??なのでどうしても少々高くついてしまう羽目になってしまった。(特にジョシュアでは使えるところが少なくて非常に困った)距離を走るので、以外とバカにならない量なのよね。。。デビットカードが使えたりするとやけに嬉しかったりするんだけどね。
ちなみにガロンなんで、日本と比べて高いのか安いのか、燃費とかよくわからなかった^^(1ガロン=4リッターくらいで、1ガロン$2.40〜2.50くらい)

★キャッシュとか
今回、シティーバンクに口座を作って、キャッシュを直接銀行からおろせるようにしてみた。上にも書いたけど場所によってはスタンド等でデビットが使えるし、便利だったんじゃないかな。手数料が結構かかるから、キャッシングとたいして変わらないかもしんないけど。やっぱ安心感はあったっす。


↑いろいろ、詳細は個人的にご連絡くだされば、わかる範囲でお返事致します。今時
ジョシュアとか行く人あんまりいないでしょうけど…。